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JCI認定書

関西初!日本での認定率はわずか0.3% 世界基準として認定書授与。

医療法人マックシール巽病院
「患者安全と医療の質」の国際医療評価機構「JCI」認証を取得

医療法人マックシール巽病院は、医療現場での「患者の安全」「医療の質」などを中心とした、"世界で最も厳しい"と言われている、国際的な医療施設評価機構「JCI=Joint Commission International」の審査を受け、1月23日アメリカ本部から認証基準を満たしているとされる認定書が授与されました。

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患者目線の安全評価基準で審査

JCIとは、世界中どこでも通用する基準や指標をもとにした認証です。「患者安全」「感染管理」「医療の質」などに対する審査から成り、これまで世界60か国、670以上の医療施設が認証を取得しています。

日本の医療機関の評価基準としては、「日本医療機能評価」というものがあり、現在全国の病院(約8300件)のうち25%にあたる約2200件ほどが取得しています。しかし現場での審査を重視するJCIの取得は国内で29件(2021年7月現在※病院プログラム)、病院全体のわずか0.3%です。

認定を目指して約2年で病院全体を徹底改革

審査時の様子

巽病院は、2014年9月より、整形外科の中村誠也 主任部長を中心とした約300人の職員が一丸となり、約2年かけてJCIの認定を目指してきました。全1,146項目という審査項目の数の多さでだけでなく、文化の違いなど、高いハードルを前に小規模病院では不可能ではないかと言われていた審査に取り組みました。2016年12月13日~16日の4日間、本国のアメリカから3名の審査員が派遣され、本審査が行われました。院内の管理体制のチェックだけでなく、手術室で実際の手術の様子を調査したり、患者や一般職員、委託業者にインタビューをする等、徹底的な審査を受けました。そして2016年12月19日アメリカ本部から認証基準を満たしていると連絡を受け、2017年1月23日、認定書を授与される運びとなりました。

認定書の授与の様子 左:中村医師 右:巽院長
評価基準(全14章、1,146項目)
患者中心の基準(全8章)
1.国際患者安全目標
2.ケアへのアクセスとケアの継続性
3.患者と家族の権利
4.患者の評価
5.患者のケア
6.麻酔と外科的ケア
7.薬剤の管理と使用
8.患者と家族の教育
医療機関の管理に関する基準(全6章)
9.品質改善と患者安全
10.感染の予防と管理
11.組織管理
12.施設の管理と安全
13.職員の資格と教育
14.情報の管理

「患者間違いの防止に、現場ではすべての患者さんに生年月日と名前等2つのIDで本人確認をしているか?」などの審査が実際に行われました。

審査のオープニング/審査時の様子 審査時の様子/最終日の記念撮影

2020年7月 認証更新 JCI「関西初で認証を受けたパイオニア(巽病院)を改めて歓迎」

3年ぶりに審査を受け「改訂された新しい評価基準も満たしている」と認められ、2020年7月に認証を更新することが出来ました。
JCIからは、「巽病院は関西初でJCIに加わってくれた勇気あるパイオニア。より高みを目指す仲間を、認証更新という形で改めて歓迎できることを光栄に思う」とコメントを頂きました。
私たちはJCI認証病院として、安全と医療の質を向上させるための最善の活動「ベストプラクティス」を継続しています。

最終日の記念撮影/審査時の様子

2024年1月 認証更新

この度、病院機能評価であるJCI認定の再認定が承認されたことをご報告申し
上げます。
初めて認定されてから、はや、7年という月日が流れました。
前回の更新から今回の更新に至るまでには皆さまもご承知のとおり、
現代を生きる我々は殆ど誰も経験したことがなかったパンデミックに見舞われ、世界中の人々が未知のウイルスであるコロナ禍の恐怖にさらされました。
そんな中、病院として、皆さまに出来ることを最優先に考え行ってきました。
一方で、感染者を最小限に抑えるために必要なことについてもこれまで以上に
強化し尽力してまいりました。
その背景には当院が『医療の安全と質』を考える上で基本としている
JCI認定基準が活かされてきたことは言うまでもありません。
認定の結果を受けて、この3年間に当院が提供してきた医療の安全性と質が、
高水準であるJCI認定基準をクリアし認められたのだと自負しております。
今後も当院は『医療の安全と質』の改善活動を継続し、皆さまに安全で安心できる
医療をご提供できるよう尽力してまいります。

医療法人マックシール巽病院について
昭和22年、わずか10床という小規模で前身の「巽外科」発足。池田市で「この地域の、 医療の受け皿になりたい」と願って地道に実績を積み重ね、70床超 の「巽病院」 へと生まれ変わり平成7年「医療法人マックシール巽病院」に名称を改める。"24時間救急医療なら巽病院"と言われるまでに成長を遂げた。

地域包括医療を目指し、シームレスな医療・介護統合体を実現するため、平成11年には「在宅介護支援センター(現:巽石橋地域包括支援センター)」「巽病院介護老人保健施設」「居宅介護支援事業所」を開設。さらには平成18年に慢性期医療の要となる「巽今宮病院」を箕面市今宮に開設。設立当初からの「地域の方々に支持される病院であり続ける」という思いの元、小規模病院のフットワークの軽さや連携力を生かし、池田・豊中・箕面エリアの救急を、年間約1800件も受け入れている。
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