レントゲンのお話あれこれ



5、医療被曝について

 エックス線検査による影響を心配される方も多いと思いますが、エックス線による影響は受けた部分にしか現れません。
 例えば、身体に影響を与える量のエックス線を身体の一部に受けたとすると、受けた部分にある臓器や組織に影響が現れる可能性があります。そして、全身に受けた場合は、量や強さによりますが、すべての臓器や組織に影響が現れる可能性があります。
 つまり、身体の一部分だけ受けるよりも全身に受けた場合のほうが影響の程度は大きくなります。

 エックス線による影響は、200msvのエックス線を一度に全身に受けない限り、身体に何らかの症状が現れることは殆どないとされています。

 エックス線検査の場合、目的部位がはっきりしているので、その部位の被曝はありますが、エックス線が身体に残ることはなく、線量も非常に少ないので、心配はありません。
 医療被曝は様々なデータがありますが、計算により実効線量を表した、成人のX線検査被曝線量を以下に示します。(日本放射線技師会雑誌No.629医療被曝特集号より抜粋)


頭部 0.102 mSv 頭部CT 2.2 mSv 胃透視 3 mSv
胸部 0.056 mSv 胸部CT 10.2 mSv 注腸 7 mSv
腰椎 1.49 mSv 腹部CT 13.7 mSv
股関節 0.485 mSv